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2002「ナンシーの家」


30代前半でイギリスに住んでいた頃のこと。 娘を出産後、いわゆる「子育てサークル」的なものに顔を出すようになり、知り合ったママ友のナンシー。 とてもフレンドリーで、知り合ってすぐに家に呼んでくれた。 テラスハウスというのだろうか、こじんまりとした3階建ての家だ。娘たち(当時二人とも1歳くらい)を庭で遊ばせながら、お茶を飲む。

「週末にね、寝室の壁を旦那と塗り替えたのよ。見る?」 「え?自分で塗ったの?」 自分で壁を塗るなんて、考えたこともない。しかも紫って…。でも個性的でとっても素敵なお部屋になってる。それに家族で壁を塗るなんて、とっても楽しそうだな。 ナンシーはさらに続ける。 「ここが手狭になって来たから、実は今他を探してるんだ。DIYで価値を高めて売ろうと思ってるの」 「へぇぇぇ」 日本では住宅は古くなればなるほど価格は下がるのが当たり前だから、DIYで価値を高めるなんて発想はなかった。そもそもイギリスには築100年の住宅もゴロゴロあって、普通に人が住んでいるのだ。そこからして日本とは違う。 「今度ママ友を呼んでパーティをしようと思ってるんだ。子供を寝かせてから夜7時半にスタートね」 なんと!イギリス人は、生後数ヶ月から子供を一人で寝かせる習慣になっていて、大人の時間が確立しているからできる技…。 なんだかいろいろカルチャーショックなお茶の時間だった…。 でも思えば、異国の地でのこんな体験の積み重ねが、私のインテリアへの愛着を育ててくれたのだ。





2002「ナンシーの家」 投稿者:ケイティ インテリアタイムマシン ~みんなでつなぐリレーブログ~

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